いずまいん

住宅や暮らしについての感じたアレコレ

茨城の竹細工は凄い!

孟宗竹を使った竹籠を製作できる技術があるのは、茨城だけになってしまった様です。

小さい頃は私の記憶では、竹籠を売りに年に一回ぐらい自宅に来たイメージあります。

そんなにすぐには壊れないので、両親も困りながら付き合いで買っていたのを思い出します。

 

山では孟宗竹が増え、森を荒らしているそうですが、昔の様に竹細工や竹を活かした製品が有れば、山が綺麗になるだろうなぁと思います。

 

昭和37年まで、竹のコンテナを大量に工場販売していたので、茨城には技術が残ったそうですが、高齢化により途絶えるじょうきょうだそうです。

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プラスチックのコンテナに押され大量に消費することが、当たり前と思い込んでいた私は、竹のコンテナの話を聞いて、物を使う精神が違っていたと感じました。

昔に戻ると言いたいのでは無く、プラスチック製品は便利です。

しかし大事に使う物は何かどんな物かを考えてることご必要かと思います。

相撲の塩籠も茨城ともう一ヶ所の二ヶ所だけなので、後継者がいなくなってしまったら大相撲の格式がどうなるのだろう?

 

そんな事を思いながら、手作りの物作りを少しでも世に広めるには私はどんな役割を果たせば良いのだろう?

人には役目があると言いますが私はまだ真の役目を模索中です。

 

いばらきの暮らしのクラフト展

ものづくりと控え目な誇りのある茨城県で、3月7日から12日までの一週間いばらきの暮らしのクラフト展を開催しました。

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孟宗竹細工の籠や笠間焼、組子など、後継者不足や需要の激減して廃れてしまいそうな、素晴らしい技術の紹介と新たな提案を コンセプトです。

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短時間での準備でしてが、全3回の企画として今回は皆さんのご意見を伺い次回に反映するか手法です。

ものを売るのでは無く、作り手の想いを伝えたと思います。

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多くの人に賛同して貰えることを祈ります。

棺桶、棺箱の違い?

今は葬儀屋さんに全て任せている時代ですが、土葬の頃は棺桶は桶屋が作っていたそうです。

その後棺箱になって大工さんが作るようになったそうです。

そう言えば最近まで、私の実家は田舎なので、葬式には、6尺様が組内(近所の小さな自治体)から選ばれて、煙草やお酒を振る舞い一番大事にされた記憶があります。

組内が全て葬儀を取り仕切りっていたので、全ての個人情報は地元の人が知っている風習でした。

当時は嫌だったけど、今は思えば安心できる環境だったと思います。

6尺様は土葬の穴を掘る人でしたので、重労働を担当するから大事にされたのでしょう。

私の頃は、墓掃除と棺の霊柩車まで運ぶ仕事なので楽でしたが、その様な謂れがあると聞き、扱いの違いに納得しました。

茅屋根って機能的だった?

白川郷の屋根は13/10の勾配なのは、雪で家屋が潰れない為もあるが、日射による輻射を抑える効果もあるようで、蚕を飼うために2階、3階が暑くなりづらくする機能があった様だ。

先人の知恵には感服するが、今の屋根は片流れや下屋が短い家が流行っているようだが、実際日本の風土に適した屋根になっているのだろうか?
沖縄では6/10勾配の素焼き屋根が伝統的だが、なぜ下屋を長くしているのだろう?

陽射しを避けるとよく言われているが、もう一つの利点があり、建物に近い地面の照り返しを防ぐ効果があるようで、雨が降ったとは放射冷却効果で涼しく感じる機能も持っている。
茅屋根も同様の放射冷却をする効果と断熱材としての効果と両方の機能を持っている。

明治から戦後にかけて日本の住宅は国際的な観点から近代化が進められてきたが、便利で機能的でスタイリッシュになったが、本来の風土に適した機能性を現代に合わすためのデザインや造り方の再度見直しをして今の時代にあった無駄のない家づくりが出来ればもっと住む人が快適な住宅を造ることができる様、これからも色々と勉強をしていきたい。

伊能忠敬旧家

佐原には伊能忠敬の旧家があり江戸時代の中期頃だそうで、扉が開き戸ではなく引戸だったそうです。

実家に蔵は当然開き戸だったけど、すごく重くて開けるの大変だったけど、引戸では1人で開けるのが大変そうだなぁ〜

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母屋はシンプルで、品がある佇まい忠敬が設計したらしいが、八畳間を基準に軒下を使って廊下があったり昔の家は無駄がない作りをしているので、構造材も今ほど大きな材料ではなく経済的に感じる。

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大空設計って言うイメージの開かれた空間が今までも素敵!

 

伊能忠敬旧家とはかんけいないが、洋館風の家もあった!

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いつの頃の家なのか分からないが、可愛らしい家なので写真を撮りました。

小江戸佐原

江戸の風情が残る佐原の街並みを眺めてまみると、昔の交通網の主役は船が最速で在る事が伺える。

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町家づくりの間口はおおよそ3間の間口で奥行きが深いのは、税金の関係があり間口で税率が決まる以前聞いた時があるので、最小平均間口が3間なのであろう。

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 生活することでは、昔と今では変わりがない気がするが、便利を追求する余り忘れられているコミュニティが江戸時代には存在していたのだろう。

四季折々の行事や祭り事などの習わしは面倒くさいと現代では思ってしまう点があるが、昔は当たり前の環境なので、娯楽の一つとして楽しんでいたのだろうと妄想してします。

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今に残る江戸の情緒は数少ないが江戸時代の暮らしの方が確立されていたかもしれない。

私達の暮らしを江戸時代に戻すことはできないが、日本人の心が何か見直す時期なのかもしれない。

高度成長からの今の不景気は不景気ではなく、正常化した時代と思えば可能性があると感じている。

 

情報に縛られた生活?

物を消費する事で、ストレス発散したりステイタスを保持しながら、自分の立ち位置を求めてきた時代からIT化により断捨離やミニマリズムなど物を持たず情報と物質的な繋がりを求めない交流を大事にする時代なのかと感じている。

 

しかし戸建を購入理由は子供が出来たりのタイミングであったり家族のイベントに合わせて家を建てるのであろう。

 

住宅業界はなるべく部屋数が多い方が、生活するのに便利と言い、坪単価が参考基準相場のため、1人しか子供が居なくても2人目のためにと子供部屋は二つ部屋をつくる。

 

家をつくることは今の家族とのコミュニケーセョンやステイタスを見直す時期への必然的活動ではないだろうか?

家族が手に入れたい個性を大事にして在る程度諦める物は諦めることから初めて、家族のスタイルがきまったら、家づくりを考える位のゆとりを持っていると、無駄に大きな家づくりをしないし、流行りに流されずに家族に優しい暮らしができるのでは、考えながら私に協力できる事があればと常日頃から悩んでます。